2012年9月1日土曜日

9月1日は、防災の日

 昨日から、南海トラフ巨大地震のニュースが大きく報道されて、東日本大震災よりもそちらに注目が集まっています。当たり前といえば当たり前なのですが、いつ自分に降り掛かってくるかわからない地震や津波の方が切実な問題ですね。しかしながら、そちらにばかり目が向いてしまうと、何十年間も東日本大震災の被災地が置き去りにされてしまうのではないかと危惧します。ましてや福島は原子力災害のまっただ中で、収束の目処もたっていません。今、一番地震や津波対策が必要なのは、福島第一原子力発電所でしょう。
 今日は、ハイパーレスキューなどの東京消防庁の活動を取り上げたテレビ番組を見かけたので、片耳だけは聞いていました。なかなか素晴らしい活動をしているものだと思いました。個別の活動は素晴らしいのですが、さらに上層部の指揮命令系統や判断については日本は三流以下だと思います。総理大臣を含めた国の重要機関が、現場まで通して訓練するということが行われないと意味がないのではないでしょうか。それも、通り一変の、「やりましたよー」的なものでは意味がないです。しかし、日本人は組織と組織のつながりとなると、とたんに「ダメダメ」になります。建前や見栄があるのか、率直な意見交換は期待できません。そして、権限を手放さないというのも特徴でしょう。新たな組織に今までの権限を移譲して、良くしようとしても、既得権益を守る(守る価値があるかどうかにかかわらず)という組織防衛本能が働きます。個人個人に聞くと、「そんなの渡しちゃえばいいんだよー」と言っていても、組織になるとおかしくなります。日本人は、組織になるとダメダメですね。そうなると、ワンマン社長の会社の方がよっぽどうまく行っているようにも見えます。あるいは、そういう創業者の理念が生きている会社でしょうか。
 個人個人の優秀な力をどうやって組織力、あるいは国力としていくのかは、これからの日本の課題なのでしょう。細かい部分に目を向けて改善してきた力は認めますが、大局的な視点で物事を見て、国際的にも認知されるような国に成長しなくてはならないのでしょう。細かいことに気がつく日本人と、大局的見地で判断できる日本人、それらが両輪となっていかないといけないのでしょう。
 防災の日の報道を見て、そんなことを考えた一日でした。